ZEBとは、「 Net Zero Energy Building (ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」の略で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことを言います。
ZEBを実現するためには、温熱環境に対する効果的な計画、建物の高断熱化、設備機器の省エネ化、太陽光発電などの創エネ可が求められ、実現にはZEBプランナーや設備設計事務所と連携した総合的な設計スキルが求められます。
特に意匠設計事務所の役割は、建築主と定めたZEB目標に対して、ZEBプランナーと設備設計事務所の知見を集約し、設計内容やコストの調整、設計から施工スケジュールの調整など、プロジェクトの中枢的役割を担うことです。
弊社案件では、2023年度着工の2物件でZEBを達成しました。
なお、ZEB認証を取得するためにはZEBプランナーの協力が必須となります。
① 2023年5月着工 玉東町役場庁舎(庁舎 熊本県玉東町)
新築 鉄筋コンクリート造3階建て 延床面積2857㎡
ZEBランク=『ZEB』(1次エネルギー削減率100%達成)
② 2023年9月着工 アミスヴィラ森岳(老人ホーム 長崎県島原市)
新築 鉄骨造4階建て 延床面積2437㎡
ZEBランク=Nearly ZEB(1次エネルギー削減率75%達成)