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2023.3.9 玉東町役場庁舎建設事業 広報ぎょくとう掲載

昨年11月にプロポーザルで選定された「玉東町役場庁舎建設事業」の概要が、「広報ぎょくとう」に掲載されました。
 

 
現在、令和5年5月の着工に向けて急ピッチに実施設計を進めています。(外構工事は4月から着手)
 
実はこの新庁舎、新築庁舎では日本初かもしれない『ZEB』を目指しています。
 
ZEBとは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で「ゼブ」と呼びます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。
 
また、ZEBにはランクがあり、エネルギー削減量50%以上はZEB Ready(ゼブレディ)、75%以上はNearly ZEB(ニアリーゼブ)、100%以上は二重鉤括弧がつく『ZEB』(ゼブ)となります。
 
日本初かもしれないというのは、プロポーザル提案時点では全国的に新築庁舎の『ZEB』の事例がなかったからです。
 
『ZEB』建築物は延床面積1000㎡以下のものが多く、大規模な建築物ほどZEB化は困難な傾向があります。約2700㎡の新庁舎は、特殊な技術を導入しない「低コスト」建築物としては最大規模の『ZEB』建築となり、大きな波及効果とモデル的性格を有しています。
 
ZEB化は、脱炭素社会の実現に向けて建築家が取り組むべき課題です。
設計は終盤に差し掛かっていますが、『ZEB』庁舎の実現に向けてしっかりと取り組んでまいります。